「歯科医院を選ぶときには何を基準にしていますが?」と聞かれると、「外観がきれいで感じがいいから」、「人気のある歯科医院だから」、「知り合いが行って、よかったと言っていたから」、「近所にあるから」などいろいろな答えが返ってきますが、やはり実際に歯科医院の技術的なレベルを把握して選ぶことはできないようです。
ただ、歯科においても"インプラント専門医""インプラント認定医"としてインプラントに関する資格をもって治療を行なっている医院とそうでない医院とがあるので、インプラントの治療を考えている場合にはその点を基準にして技術的なレベルを把握しておくようにしたいものです。
日本では一般に学会が独自の認定基準を設定して、"専門医"や"認定医"の資格の認定を行なっています。
臨床経験や学会での活動が評価されることによって認定されたり、資格試験を実施してそれに合格すれば認定されるなど学会によって認定方法は異なりますが、いずれにしても患者にとって医師の技量を判断する材料の1つとなるものです。
インプラントの分野では、1993年に"認定医・指導医制度"がはじめて施行され、現在全国で認定医が約400名、指導医が約100名いると言われています。
彼らはインプラントや麻酔の専門知識と経験をもった医師として、ワンランク上の診療をすることができますが、この資格というのは簡単に取れるものでもないようです。
インプラントに関してはまだ殆どの大学が履修科目に臨床的な部分がないために"認定医"になるためには、卒業してからまず指定の研修施設で5年以上の研修を積んで学識を身に付ける必要があります。
そしてその後で認定試験に合格して、さらに学会が定めた資格条件を満たして初めて"認定医"という資格を取得することができるのです。
"指導医"においては多くの論文や臨床実績が要求されるために、取得にはさらに長い年月がかかると言われています。
インプラントが診療科目にある歯科医院では、よく待合室などに院長の経歴や資格などが紹介された掲示物がありますが、ここに"インプラント認定医"とか"インプラント指導医"などということが記載されていることが多いようです。
インプラントやさしい基礎知識は、インプラントについて解説しています。
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