インプラントのトラブルにおいては、術前の検査が充分でなかったために使っているうちに抜け落ちるということも起こりうるために、正確な検査と診断は欠かすことができません。
1つ目の"口腔内検査"は、現在の口の状態を検査するもので、「どのような被せ物やどのような詰め物がついているか、またその適合状態はどうか」「虫歯はあるかどうか、ある場合はその進行状態はどれくらいか」「グラグラしている歯はないか」が検査されます。
また口の中の衛生状態を知るために「歯石や歯垢は付着していないか」「口臭はあるか、あればどの程度のものか」「虫歯菌はあるか」などがチェックされ、舌や頬などの歯以外の状態もチェックされます。
2つ目の"歯周病検査"は、歯茎の病気とその進行具合を検査するもので、歯周ポケットの深さを1つの歯に付き数箇所測定されます。
そして歯茎から血や膿が出ている箇所はないかどうか確認されます。
3つ目の"口腔内写真撮影"では、現在の口の状態が撮影されてコンピュータに取り込まれ、医師や衛生士から状態に関する説明をしてもらえます。
4つ目の"咬合診断"では、噛みあわせのズレを調べます。
歯の先をつなぎ合わせた面のことを"咬合平面"といいますが、歯がきれいに並んでいる場合には平面もすぐに決定できて無理な力が歯や顎にかかることがありません。
ところが歯が上下デコボコになっていてこの面が見つけにくい場合は、飛び出た歯に余分な力が加わってその歯の寿命が短くなる可能性が高くなります。
そうした場合には"咬合平面"を見つけてそれを目安にまず不正咬合の治療が行なわれるのですが、この治療の際の基準となる平面は、「前歯の裏側にある切歯乳頭という点と、両側の大臼歯の奥にある点を結んで出来る平面」ということが、アメリカ人の学者によって発見されています。
この"咬合平面"というのは日頃から正しく整っている必要があるのですが、インプラントを作成する場合には特にインプラントの寿命にもかかわるために、特に正確な検査が行われます。
インプラントやさしい基礎知識は、インプラントについて解説しています。
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